つまずき

“かんなん多けれども 後かならずよかるべし”

パソコンのマウスキーが不調なので、マウスを買いに外へ出たら外がまだ明るくてびっくりした。 中学生のころ英国でホームステイした時のなかなか暗くならない空を思い出して、ふとどこかの家から香る入浴剤の匂いに哀愁を感じて、きゅんとする。 隣の芝生は…

虹色の東京

実家でついてるチャンネルはアパートにいるときと同じ。 お天気カメラに回る渋谷の交差点も、予報する地域の順番も東京にいたころと何ら変わりない。 それなのに、ものすごく遠く感じた。 自転車のペダルをえいと押しやると、景色がぐんと目の端から端へと…

へたくそ泣き虫

photo by . Entrer dans le rêve つい先日、テレビで小学生の男の子がへたっぴに泣く姿を見た。 視界が歪み、気づけば自分の顔にもひんやりと涙がつたう。 あまりにも唐突でびっくりしてしまい、ちょっと笑えた。 きっとわたしも、小さいころから泣くのがへ…

ことの葉

photo by Janitors “Hi”の表示とともにスマホの画面が灯る。 彼に、豊かな自然に恵まれるコンゴでどうして農業をしていないかを聞いた。 「Yes,we have so many lands but people fear for their safety.They are so many armed groups who kidnape people,w…

神さまのマリオネット

なんでもできるわけじゃないと思う。誰のためにでも生きられるわけじゃないと思う。 でも、自分のできることを、もし近くにいる人に分けてあげられるなら、それは幸せだ。 『夏が僕を抱く』豊島ミホ著 photo by troikadasilva 地球はまるい。 でも海はこぼれ…

雨に潜るくらげとシュークリーム

小さな窓に、細かい光が錯乱する。 歪んだ街に、広がるくらげの海。 photo by dharder9475 渋谷の、銀座線へ乗り換える移動通路から見えるスクランブル交差点。 東京は雨の日になると、海に早変わりする。 ぱっと開くのは花じゃなくて、くらげだ。 雫をから…

傘の日のピクニック

いつもいつもみんなが食卓にそろう必要はない。 -『幸福な食卓』瀬尾まいこ著 photo by Denise P.S. 父方の祖父が亡くなった。 母方の祖母が入院した。 わたしは、前の進み方が分からなくなった。 違う、どっちが前なのか分からなかったのかもしれない。 あ…

昨日きみが決めたこと。

この感覚を忘れないようにしよう、 わたしは空振りしても見逃し三振はしないぞ、ぜったい。 -20141010,00:05 具体的な計画じゃなく夢しか語れないわたしに「ずっと、いつでも、その途中の話を聞かせてね」と励ましてもらったこと。 何周しても追いつけない人…

ノートの隅っこにいた、初恋の君と。

いつもいつも、繰り返し聞いては言い聞かせる歌詞のことば。 「やりたいことだってあるけど 時間がないって言い訳してた 時はいつだって待ってくれない だから素直に行こう」 止まったら終わりだと呪いのように心の中で何度も唱えて、一年。 順調に進むこと…

薫る、止める

The past can hurt. But the way I see it, you can either run from it, or learn from it. 過去の出来事に傷つけられることもあるだろう。でも私が思うに、そこから逃げ出すことも出来るが、そこから学ぶことも出来る。 -ウォルト・ディズニー 頭の中の比…

心の花束

かなりお久しぶりです。 うわ、もう2か月ほど空いてしまったのですね。。 書きたいこといっぱいあったのに時間が見つけられず・・・ スローペースですが意欲はあるので、 今年はもっと時間つくって書いていきたいと思います。 今日はこのツイートから。 心の…

キッチンの神様

ああ、わたしって何て馬鹿なんだろう。 些細なことでつまずいたり、当たり前のことができないことが頻繁にある。 そんな時こそキッチンに立ってみる。