自転車は座りながら進める件について
先日このことに気づき興奮のあまりツイートしました。
もしかしたら他の人知ってるかもしれないけど、今日すごいことに気づいた。自転車って、座りながら進める・・
— H.MEGMI(ひらめ) (@mgmgpps) 2014, 10月 10
すごいすごい。今日とても感動した。車は自分のエネルギーじゃなくてガソリンだから分かるんだけど、足がさごそするだけで座りながら進める自転車ってとってもすごい。
— H.MEGMI(ひらめ) (@mgmgpps) 2014, 10月 10
しかし、このことを会った人に話しても一向に共感してもらえない。
わたしの説明不足もありますが、このままでは悔しい・・・
と思ったので書きます。
普段歩いて前に進むときって、立つことが前提ですよね。
座って進もうと人なんかいたら、相当やばいやつだと思われるはずです。
わたしが自転車に乗り始めたときは、補助輪無しで漕げるようになることに必死で、
座りながら移動する手段だとは考えていませんでした。
何が言いたいかというと、“当たり前にあるものこそ疑う”というところに世の中を変えるヒントがあるということを身を持って体感したんです。
その成功例が「リトルミスマッチ」という靴下の会社。
全米に広まったリトルミスマッチ
2003年リトルミスマッチはカリフォルニア州サンフランシスコで生まれました。
ジョナ、ジェイソン、アリエールの3人が集まって話をしている時、
「靴下は何で左右一緒なの?」という疑問が生まれました。
そこから、左右デザインの異なる靴下 というアイデアが生まれ、
更に「その日の気分で好きな組み合わせを楽しめるように。」と、3本を1セットにして
販売することになりました。
『リトルミスマッチ公式オンラインショップHP』 より
靴下は2足売りが当たり前だ!という概念を覆したんですね。
自転車は何で立って進む必要があるんだろう?と思った人がいたから生まれたのではなく玩具の木馬に車輪をつけたものが原点のようですが、身近にあるものがどういう人の発想で生まれたのか考えると感慨深いです。
そんなリトルミスマッチの事例も載った『デザインコンサルタントの仕事術』。
ただ常識破りの発想をすればいいのではなく、日常に潜む当たり前を疑うことで新しい可能性を見つけ出していこう、というデザイン会社のノウハウが詰まった一冊。
わたしも自分のプロジェクトに生かしたい内容です。
というわけで自転車に乗る際は「おお~、座りながら進んでる~~」と意識しながら漕いでみると楽しくなるのでお勧めです。以上です。笑