20160806_34°C

泥のように眠りこんで、朝。

今年の夏タスクを作ってから、あまりチェックが進んでないことに気づく。

梨とか入道雲、スイカに浴衣。

 

目をつむっていたら秋になっていないかな、なんて眩しい外を見て眉間にしわを寄せながら起きる。

 

昨日の自分の抜け殻が残っているベッドを背にして顔を洗うも気力が沸かない。

 

 

先日の疲れが依然として身体に居座り続けているような気がした。

 

冷蔵庫のミネラルウォーターをコップ一杯飲み干してトーストを味わいもせず胃の中へ流し込むように食べ終えると、そのまま昨日の自分と重なって続きを味わうようにまた眠った。

 

目が覚めるとお昼過ぎで、日が落ちるまで本を読み、夕方になってからスーパーに買い出しに行った。

 

夏が溶け込んだ空気にはセミの声がよく似合っていて、冬の寂しい感じと同じくらい夏の賑やかさもいいなあと思えるようになっていた。

 

ほかの国ではどんなに日中が暑くても夜はきりっと涼しくなったり寒いくらいのところが結構ある。

こないだ行った熱帯地域のインドネシアもだし、ルワンダもモロッコもイギリスもそうだった。

モロッコの砂漠なんかは夜になると半袖半ズボンじゃ寒いくらいだった。

 

そういう意味では、どんな時間も夏らしい日本は四季をいつでも丸一日楽しめる国なのかもしれない。

 

日が沈む頃、友人に教えてもらった落語を聞いて、そのあと筆をとろうとしたけれど手が動かず高木正勝さんのピアノの曲を延々と流した。

 


Takagi Masakatsu - Wave of Light

 

絵本の賞に応募したいとずっと思っていたのだと、年明けごろ親しい人に打ち明けた。

そうしたら、書くべきだよ、と背中を押してくれた。

 

でも、いつも指がとまってしまう。

 

すきなことから逃げ続けてきた代償だと思う。

絵も文章も、かくのはすきでも不得手だと劣等感を抱いていた。

 

ブログや日記は事実や自分の思ったことを書けばいいけれど、物語はそうもいかない。

 

 

結局今日もかけずに一日が終わってしまった。