20160816_33°C
日曜日の夜に帰省し、今朝の電車で東京へ戻った。
「帰る」というときに示す場所がもう地元ではなくなっていたことに気づいて、少し寂しくなった。
まだまだこちらでの暮らしのほうが短いけれど、これからは更に違和感なくこのまちに馴染んでいってしまうんだろう。
実家から駅までの帰り道、風が通り抜けると垂れた稲穂たちが一斉になびくのを見て、少しずつ移ろいでゆく季節の変化を見ずに過ごしてばかりだったことに悔いた。
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違和感という言葉ですべて片づけられるんだったら、「我慢」や「努力」は所在がない。
もう、3週間近くずっと、「違和感」を言い訳に止まったままだ。
このままじゃ、美談にも笑い話にもできない。
すきなこと、やりたいことなんて、分かるわけないよと思う。
それでもここに戻るしかない。