「君が大好きだよ、ミドリ」「どれくらい好き?」「春の熊くらい好きだよ」 「春の熊?」と緑がまた顔を上げた。「それ何よ、春の熊って?」 「春の野原を君が一人で歩いているとね、向うからビロードみたいな毛なみの目のくりっとした可愛い子熊がやってく…
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